Amazon Web Services(AWS)は米国時間7月28日、同社の「Aurora」データベースエンジンの一般提供を開始したと発表した。
AWSは2014年11月、広く利用されているオープンソースの「MySQL」データベースや、その他類似の商用データベースに取って代わる、低コストで高パフォーマンスな製品という位置付けでAuroraを発表し、そのプレビュー版を一部のリージョンで提供していた。
Auroraは「Amazon Relational Database Service(RDS)」を通じて提供される。なおAmazon RDSはこの他にも、ホスト版のMySQLやMicrosoftの「SQL Server」「PostgreSQL」も提供している。
AWSによると、Amazon RDSでMySQLインスタンスを使用している既存ユーザーは、「AWS Management Console」内で提供されているツールを用いてAuroraへ移行できるという。また同社によると、「MariaDB」や「Tableau」「Toad」「Webyog」「Navicat」「Talend」といったAmazon RDSのパートナーもAuroraと自社製品との連携を保証しているという。
Auroraは従量制のプロプライエタリなサービスとなっており、1時間当たり29セントからという、オープンソース製品並みの価格となっている。
Auroraは現在、US East(Northern Virginia)、US West(Oregon)、Europe(Ireland)という3つのリージョンで利用可能となっており、今後数カ月間で他のリージョンでも利用可能になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。