オラクル、「Docker」を「Solaris」に統合へ--クラウド戦略の一環

Toby Wolpe (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-07-31 11:23

 Oracleは米国時間7月30日、クラウド環境における「Oracle Solaris」の利用促進に向けた取り組みの一環として、Oracle Solarisに「Docker」を統合する計画を発表した。

 同社の狙いは、Oracle Solarisの採用している仮想化技術「Oracle Solaris Zone」内で開発、配備されたアプリを、オープンソースのコンテナプラットフォームであるDockerを使って容易に展開できるようにすることだ。

 Oracleはこの他にも、「Oracle WebLogic Server」をはじめとする他の製品を、Dockerイメージとして開発やテストで利用可能にする計画だという。

 Dockerは、より軽量な仮想化を実現するコンテナにおいて、アプリの生成と配備の自動化を実現する技術として最も普及が進んでいる。その狙いは、ソフトウェアやインフラに対する依存から開発者を解放し、コストの削減やプロセスの効率化につなげるというものだ。

 Oracle Solarisのコアテクノロジ担当バイスプレジデントであるMarkus Flierl氏は声明で「今日発表した内容は、Oracle Solarisのエンタープライズレベルのセキュリティやリソースの隔離、高度なアナリティクスへのアクセスとともに、開発/テスト環境や本番環境、クラウド環境における容易なコンテナ生成能力という2つの世界の最も優れた部分を開発者にもたらすものだ。Oracle SolarisにDockerを統合することで、その実現がさらに容易になり、オンプレミス環境やクラウド環境で高度に統合化されたコンピューティングのメリットを顧客にもたらせるようになる」と述べている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]