ハイテク業界の関心がAppleのニュースに集まる中、企業向けクラウドを手がけるBoxは米国時間9月9日、市場取引終了後に第2四半期の業績を発表した。金融アナリストの予想を上回る内容となった。
Boxは第2四半期、5020万ドル(1株あたり42セント)の損失を計上。非GAAPベースの1株あたり損失は28セントで、売上高は前年同期から43%増加し7350万ドルとなった。
金融アナリストの事前予想は1株あたり29セントの損失、売上高は6981万ドルだった。
同四半期、Boxの顧客数は5万を超えた。最近では、Airbnb、Uber、IBMなどがBoxの顧客となった。
「Boxの中核となるプラットフォームへの投資を継続するとともに、企業向けコンテンツ管理市場の需要を捉えるために当社の能力を結集させた『Enterprise Key Management』、『Governance』などの新製品を加えていく」とBoxの最高経営責任者(CEO)で共同設立者のAaron Levie氏は発表の中で述べている。
Levie氏は9月末に米サンフランシスコで開催される年次イベント「BoxWorks」で、新製品の発表や既存製品のアップグレードを行うことを示唆した。
今四半期(第3四半期)については、売上高は7432万ドル、1株あたり損失は31セントというのが金融アナリストの予想だ。Boxのガイダンスでは、売上高は7600万ドルから7700万ドルと予想している。
通期売上高について、同社の予想は2億9500万ドルから2億9700万ドルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。