マイクロソフトで数名の幹部が人事異動

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2015-09-14 11:38

 MicrosoftのWindows部門を率いていたDavid Treadwell氏は、2015年7月にクラウド&エンタープライズ部門に異動したが、これまで具体的な役職は明らかにされていなかった。しかしこのたび消息筋からの情報により、同氏の新しい役職がアイデンティティ担当コーポレートバイスプレジデントであることが明らかとなった。Microsoftの担当者もこの情報が正しいことを認めた。

 Microsoftで勤続26年になるTreadwell氏は、Windowsエンジニアリングのプログラムマネジメント担当コーポレートバイスプレジデントを務めていたが、7月にCEOのSatya Nadella氏より、Windows部門を離れ、クラウド&エンタープライズ部門に新たに設けられる役職に就任するよう要請されたことを、7月に明かしていた。

 情報筋によると、この人事異動の一環として、Microsoftはアイデンティティ&セキュリティ部門を、アイデンティティ部門とセキュリティ部門に分割するという。アイデンティティ部門はTreadwell氏が率いる一方、セキュリティ部門のコーポレートバイスプレジデントにはBharat Shah氏が統括する模様。この部門分割について、Microsoftのコメントは得られていない。

 Microsoftでは、これ以外にも最高幹部の人事異動が行われており、リーガル&コーポレートアフェアーズ(LCA:Legal & Corporate Affairs)のゼネラルカウンセル兼エグゼクティブバイスプレジデントだったBrad Smith氏が、プレジデント兼最高法務責任者(CLO)に就任した。同氏は引き続き最高経営幹部のチームに留まり、レポートラインや組織構成にも変更はないが、同氏は法務、個人情報保護、セキュリティ、パブリックポリシー、社会貢献、環境保護など、Microsoftの全社的な対外施策を統括することになる。この異動は米国時間9月11日に、CEOのNadella氏により社内メールで告知された。

 なお、肩書きに「プレジデント」が含まれているのはSmith氏だけではない。たとえば、北米のセールスとマーケティングを統括するJudson Althoff氏の肩書きは北米担当プレジデントである。とはいえ、Microsoftで部門横断的なプレジデントを務めるのはSmith氏が初めてだとみられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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