MicrosoftとTASER Internationalは米国時間10月26日、Microsoftのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」と、TASERの法執行機関向け製品を連携させるために提携すると発表した。
今回の提携によって、Azureクラウドインフラや「Windows 10」デバイスが、TASERの法執行機関向け製品と密接に連携できるようになる。TASERは、電気ショックを与えて相手を無力化する非殺傷武器を手がけていることで知られているが、身体装着式のカメラ製品「Axon Platform」や、データ管理ソフトウェア「Evidence.com」も提供している。
ひとことで言えば、TASERのデジタル証拠管理システムがMicrosoftのAzure上で稼働するようになるということだ。両社は証拠の収集や、整理、検索、分析、保管といった機能も統合する計画だ。なお、Azureクラウドは米連邦捜査局(FBI)の犯罪司法情報サービス部(CJIS)のセキュリティポリシーに準拠している。
TASERは今後、Azure上で利用可能になりつつあるアナリティクスや機械学習、視覚認識といったテクノロジを活用していく計画だ。
TASERのAxonとMicrosoftのAzureの統合による成果は2015年第4四半期にプレビューされ、2016年第1四半期に法執行機関向けに提供が開始される予定だ。また、TASERの顧客はMicrosoftの「Azure Government」クラウドに無償でデータを移行できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。