ALSOKとOBCが業務提携、セキュリティ関連商材を販売

NO BUDGET

2015-11-25 18:44

 ALSOKとオービックビジネスコンサルタント(OBC)は11月25日、業務の効率化を支援するため、基幹業務システムの販売と企業の業務効率化を目的としたセミナー活動などにおける業務提携を締結したと発表した。

 今回の提携により、ALSOKは全国の事業所で12月1日より、OBCが開発・販売する「基幹業務システム奉行シリーズ(会計・給与システムなど)」、マイナンバー対応を支援するための「OMSS+マイナンバー収集・保管サービス」、改正労働安全衛生法ストレスチェック制度に準拠した「OMSS+ストレスチェックサービス」などを提供する(OMSS:OBCメンバーシップサポートサービス・保守サービス)。

 また、企業の業務効率化を目的とした活動として、制度改正の最新情報の提供や業務改善のアドバイスを行うため、セミナーや相談会を共同で開催するなど、両社の連携を深めていく。

 ALSOKでは、OBCの得意とする企業の会計・財務、人事・労務、販売管理、業務サービスなどで顧客の業務内部から問題を解決することが可能になる。併せてALSOKの防犯、防災、情報漏えい対策など警備業で培ったセキュリティ関連商品を提供することにより、今後の制度改正などで生じる顧客企業の社内体制の構築や、付随する悩みを解決できるとしている。

 提供する主なサービスは以下の通り。

OMSS+マイナンバー収集・保管サービス

 同サービスは、マイナンバー制度対応に必要となる「業務対応」「法令対応」「リスク対応」で構成。マイナンバー業務の収集、保管、利用、提供、廃棄までを網羅するサービスとして、企業規模に関係なく利用できる。

 マイナンバーの収集は、従業員や個人支払先がスマートデバイスやPCから番号を提出でき、セキュアなクラウド上に保存し、高度なセキュリティ環境下で安全に保管できるサービスとなっている。このほか、さまざまな基幹業務システムと連携することで、収集から廃棄まで一貫したシステム対応が可能となり、安全で効率的にマイナンバー業務を実施できるとのこと。

OMSS+ストレスチェックサービス

 2014年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、ストレスチェックと面接指導の実施などを義務づける制度が創設された。同サービスは、企業がストレスチェック制度に対応するために必要なものを提供する。

 実施体制の構築や規定の準備には、専用の導入運用ガイド、書面テンプレートを使って準備することで、初めての企業でも体制を構築できる。またウェブを使ったIT受検、分析サービスにより、従業員と企業側の双方のコストを削減する。

 これらの環境を用意するためのユーザー企業での環境構築は不要。運用負担も減らせるという。同制度は心療内科や精神科医などの専門医が担当するため、ストレス判定や面接推奨まで継続的に運用できるとしている。

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