Microsoftは今週、「Dynamics CRM 2016」を世界で提供開始した。
より正確に、正式な製品名で説明すると、Microsoftは「Dynamics CRM 2016」「Dynamics CRM Online 2016 Update」「Dynamics Marketing 2016 Update」「Microsoft Social Engagement 2016 Update」をリリースしたということになる。さらに、同社が7月に買収したフィールドサービス企業FieldOneの機能も提供開始され、「Office 365」に直接インストールできるようになった。
Microsoftが9月、「2015年秋」に予定されているDynamics CRMの一連の新機能を明らかにした際に述べたように、今回のリリースには複数の新機能や機能強化が含まれている。追加されたのは、「Cortana Analytics Suite」との連携強化などの「Cortana」との新たな連携、オフラインのモバイル機能、「Intune」でのモバイルアプリ管理の向上、「Microsoft Outlook」向けCRMアプリのアップデートリリース(Outlook向けのCRMアドインとは異なる)、「Delve」機能との連携、「Office」アプリとMicrosoftのCRMアプリとの連携強化だ。
一連の改良の中で特に重要な点が2つある。それは、スマートフォンやタブレットでCRMを利用するユーザーのためのモバイル関連の改善と、「SharePoint」「OneDrive for Business」「Office 365 Groups」との連携強化だ。
Dynamics CRM 2016の機能に関するさらに詳しい情報は、リリースプレビューガイドに記載されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。