SRA OSS、PowerGres Plus V9.4の販売を開始

NO BUDGET

2015-12-29 09:49

 SRA OSS日本支社は12月24日、オープンソースデータベースのPostgreSQLに信頼性とセキュリティ機能を追加した「PowerGres Plus」の最新版、「PowerGres Plus V9.4」の販売を同日より開始したと発表した。

 価格は1CPU/1サーバ初年度ビジネスタイムサポート込み22万8000円(税別。製品はサーバ単位、保守はCPU単位の契約、初年度のサポート契約が必須。Linux版、Windows版とも同価格)から。出荷開始は2016年1月6日の予定。

 PowerGresは、「PostgreSQLをより使いやすく」「PostgreSQLをより安心して使う」「PostgreSQLに安心のサポートを」をコンセプトにSRA OSSが開発・販売するデータベース製品。2003年に販売を開始し、2015年12月現在では1万ライセンス以上の出荷実績を有する。

 PowerGresには、シングル構成、レプリケーション構成、HA構成などに対応したさまざまなラインアップがある。中でもPowerGres Plusは、PostgreSQLにはない機能を補完することで上記のコンセプトを実現する機能的ハイエンドの製品の位置付けで、富士通の協力で開発している。

 今回発表のPowerGres Plus V9.4はPostgreSQL 9.4をベースとしており、PostgreSQL 9.4の機能と性能をそのまま利用できるだけでなく、透過的データ暗号化(TDE)を中心とした機能拡張がされており、データベースのセキュリティ要件が高いシステムに、最適なコストパフォーマンスでの導入を可能にする。

 主な特徴は以下の通り。

パフォーマンスを重視するTDE機能

 業界標準のAESアルゴリズム用いて、データベースに格納するデータやバックアップデータ、トランザクションログ、一時ファイルを暗号化することが可能。データは自動的に暗号化、復号されるため、アプリケーション側では暗号化を意識する必要がない。

 また、Intel Xeonプロセッサの5600番台以降に搭載されたAES-NI命令を活用し、暗号化と復号のオーバヘッドを軽減、パフォーマンスの劣化を抑えることが可能。他のPostgreSQL暗号化ソリューションと比較し、アプリケーションとの親和性やパフォーマンスの点で優位としている。

ウェブベースの管理ツール

 PowerGresには付属するオリジナルのウェブベース管理ツールでは、初期設定、起動・停止、パラメータ設定、メンテナンス作業、バックアップ・リストア、レプリケーション管理、統計情報のモニタリングなど、日々の運用を楽に行うことができる。

24時間365日のサポート

 プレミアムサポート契約では24時間365日のサポートとなり、よりミッションクリティカルなシステムでも活用できる。

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