「Windows 10」のリリースノートを集めたサイト「Windows 10 Update History」が公開

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-02-10 11:36

 Microsoftは米国時間2月9日、「Windows 10」のアップデートに関する情報を提供するWebサイト「Windows 10 update history」を開設した。

 Windows 10 update historyは、過去のものと最新のWindows 10アップデートのリリースノートを集めたウェブサイトとなる。

 「Windows 10アップデート関連の情報開示レベルに関するフィードバックを受けて、アップデートについてのコミュニケーションのための新しい仕組みを導入することにした。本日公開したWindows 10 update historyは、各アップデートのリリースノートを記録するハブであり、過去のリリースノートの履歴としての機能を果たす」とMicrosoftの代表者は説明している。

 OS担当エグゼクティブバイスプレジデントのTerry Myerson氏は2015年10月、Windows 10の累積的な更新の内容についてユーザーにもっと多くの情報を提供する予定だと述べていた。当時、Myerson氏は「来月から」顧客と企業の双方に各Windows 10 Updateで導入する機能の情報を提供してみようと計画していると述べていた。そして9日、Microsoftは初めて情報を公開した。

 Myerson氏は10月、全てのコード変更についての情報を公開することはないが、さまざまなユーザーに合わせたレベルで情報を開示するとしていた。たとえば、ITスタッフとコンシューマーでは必要としている情報が異なるからだ。

 本日公開したWindows 10 update historyは、「Edge」「Groove」「Windows 10 Mail」クライアントなどのMicrosoftのアプリについての情報も提供していくという。Microsoftによると、新しいアップデートのリリースと同時にアップデートするとのことだ。

 Windows 10 update historyには現在、Microsoftが同日発表した2つのアップデートについての情報が掲載されている。

 11月のアップデート(バージョン1511)の利用者は、認証やアップデートのインストール、Edge、Grooveなどが関連した不具合を修正したKB3135173(Build 10586.104)の情報を確認できる。7月にリリースされたバージョンの利用者には、アップデートのインストール時間のほかSilverlightの性能を改善し、Edgeの問題に対応したKB3135174(Build 10240.16682)の情報が提供されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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