神奈川銀行、勘定系端末ソフトを導入--窓口業務や事務作業を効率化

NO BUDGET

2016-03-14 07:00

 神奈川銀行は、地方銀行向け勘定系端末ソフト「BeSTAlinc」を新営業店システムで導入。3月10日から全営業店でサービスを開始している。NTTデータが発表した。

 BeSTAlincは、勘定系システム「BeSTA」と連携し、営業店における窓口業務や事務をサポートするほか、情報系などの各種サブシステムとの連携が可能。

 神奈川銀行では、営業体制の強化、既存店舗の機能強化、組織運営の効率化を狙う。顧客への対応時間を拡大することで、顧客サービスの向上を目指している。

 煩雑な事務作業の流れを営業店端末の画面上に表示することでスピーディで正確な対応が可能になるほか、来店した顧客の取引状況を勘定系ネットワークに接続する端末から照会可能にすることで事務室内の移動や処理待ちの時間を削減する。1回の端末操作で複数の取引を照会できるようにし、残高照会などにかかる時間を短縮する。

 伝票や取引画面、確認資料を画像化することで、特定の権限を有した役席者が自席のPCで承認できる。これまでは、行員が手動で営業店端末にソフトウェア更新ファイルを配布していたが、サーバから端末にファイルを配布することによって対応時間の効率化を図る。

 営業店端末に新設するバーコード読み取り機で払込書のバーコードを読み取ることで、これまで手入力していた金額、納付期限などの収納情報を自動で入力可能になる。営業店事務におけるミスの削減と処理時間の短縮が見込まれる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]