レッドハットは開発者向けの無料のRed Hat Enterprise Linux(RHEL)サブスクリプション「Red Hat Enterprise Linux Developer Suite」の提供を開始した。開発者向けプログラムである「Red Hat Developer Program」の一環となる。4月14日に発表した。
自己サポート、非実運用のRHEL Developer Suiteには、「Red Hat Enterprise Linux Server」のほかに開発ツールが含まれる。RHEL Developer Suiteに含まれる長期サポート付きの開発ツールはPython、PHP、Ruby、OpenJDK 7(1.7)、OpenJDK 8(1.8)などがある。RHELの各メジャーリリースにオペレーティングシステムのような10年間のサポートを備えた基本ツール群が付属する。
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また、複数のオープンソースのプログラミング言語、データベース、ウェブサーバ、開発ツールが毎年アップデートされ、「Red Hat Software Collections」「Red Hat Developer Toolset」を通して最新の安定バージョンをパッケージ化して提供される。
Red Hat Developer Programのリソースのカタログには現在、RHEL Developer Suiteと「Red Hat JBoss Middleware」ポートフォリオへのアクセスが含まれており、いずれも無料のデベロッパーサブスクリプションを通して利用できる。
これらのサブスクリプションによって、開発者はRed Hatのエンタープライズグレードテクノロジにより容易にアクセスし、ローカルアプリケーション開発にだけ利用できる。実運用には有料のサブスクリプションレベルが必要。