みずほ銀行、NTTデータ、NTTデータ経営研究所の3社は6月14日、「ニューロファイナンス」の知見と技術を活用した金融サービスに関する共同研究を拡大すると発表した。
「ニューロファイナンス」は、金融分野の諸現象を人間の脳から明らかにしようとする研究分野で、3社は、2015年7月より共同で、実際の金融サービスにおける「ニューロファイナンス」の適用可能性について、実証実験を行ってきた。
「ニューロファイナンス」の概要
実証実験では、約6500人規模のウェブモニターの協力を基に、趣味や嗜好、金融行動に関するアンケートデータを収集、解析した。結果から7つのタイプに分類し、タイプごとに金融サービスの広告宣伝を実施した興味を示す割合を検証した。
今回の研究の拡大は、広告宣伝としての活用だけではなく、顧客向けに最適な金融アドバイスの提供等をニューロファイナンスの知見や技術が活用できないか検証するというもの。
みずほ銀行では、共同研究の進展によって、顧客自身も意識していなかった潜在的な欲求や嗜好に対応したサポートが可能になると考えている。