Azure HDInsight Tools for EclipseがGAに
Azure HDInsightは、Azure上にHadoop、Spark、Microsoft R Serverなどのクラスタを作成できるマネージドサービスです。
今回、Spark開発者向けのEclipseプラグイン「Azure HDInsight Tools for Eclipse」がGA(一般提供)になりました。これは、オープンソースで開発されているプラグイン「Azure Toolkit for Eclipse 」の一機能として提供されます。Azure Toolkit for Eclipseには、Java開発者向けのAzure Web Apps、Azure Cloud Services、Azure Storage関連の機能もあるので、Eclipseをお使いのJava開発者の方はチェックしてみてください。
Azure HDInsight Tools for Eclipseは、Spark開発者によるEclipseでのScala/Java開発の生産性向上のために開発されています。その主な機能は、次の通りです。
- 組み込みテンプレートを使ったSparkプロジェクトの作成
- Scala/JavaでのSparkアプリケーションの開発(IntelliSense、自動フォーマット、エラーチェックなど)
- SparkアプリケーションのHDInsight Sparkクラスタへの送信
- 実行中のSparkアプリケーションの停止
- Sparkアプリケーションのローカルでのテスト、検証
- ユーザーのAzureサブスクリプション内のSparkクラスタの表示
- HDInsight Sparkクラスタに関連付けられたAzure Storageの表示
- Sparkログのサイズが大きい場合の、Sparkログのディスクへのキャッシュ
次の画面では、EclipseでのSparkプロジェクトの新規作成や、Scalaで書かれたSparkアプリケーションのHDInsight Sparkクラスタへの送信を行っています。
EclipseでのSparkプロジェクトの新規作成
Scalaで書かれたSparkアプリケーションのHDInsight Sparkクラスタへの送信
6月には、Spark開発者向けのIntelliJ IDEAプラグイン「HDInsight Tools for IntelliJ」もGA(一般提供)になっていました。
これは、オープンソースで開発されているプラグイン「Azure Toolkit for IntelliJ」の一機能として提供されており、Azure HDInsight Tools for Eclipseと同様の機能を持っています。詳細は、動画やドキュメントをご覧ください。
つまり、Scala/JavaでSparkアプリケーションを開発する開発者が使っているIDEがEclipseだろうとIntelliJ IDEAだろうと、HDInsight Toolsが使えるようになったということですね。