Salesforce.comは2016年10月にリリース予定の「Winter '17」リリースから、「Android」搭載機器向け「Salesforce1」アプリのサポート対象をサムスン製品と「Nexus」製品に限定すると発表した。
同社の発表によると、現時点で10月に予定しているSalesforce1アプリのWinter '17リリースでは、以下の機器に対するSalesforce1関連のテクニカルサポートやバグ修正、機能強化の提供が行われなくなるという。
- 「iPhone 5」
- 「iPhone 5c」
- 「iPad mini 2」
- 「iPad mini 3」
- 「iPad 4」
- サムスンの「GALAXY S5」と「Galaxy S6」「Galaxy S7」「GALAXY Note 4」、およびGoogleの「Nexus 5X」と「Nexus 6P」以外のAndroid搭載スマートフォン
- サムスンの「Galaxy Note 10.1」と「Galaxy Tab A 9.7」以外のAndroid搭載タブレット
旧型の「iOS」搭載機器に対するサポートが終了するのは予想されていたが、Android搭載機器に関してはちょっとした驚きをもって迎えられている。
Winter '17リリース以降も、Salesforce1のダウンロード可能アプリケーションとモバイルブラウザアプリケーションはサポート対象外の機器上でも動作し続けるが、Salesforceからのサポートは提供されなくなる。
サポート対象を限定するに至ったのは、Androidが抱える最大の問題、すなわちフラグメンテーション(断片化)にあるという。同社の告知ページには、以下のように記されている。
「市場に出回っているAndroid機器は多種多様であるため、われわれはAndroid搭載機器向けSalesforce1に対する全体的なユーザーエクスペリエンスの向上に取り組み続けるために、一部のAndroid機器に限定するかたちでサポートに力を入れていく」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。