データセンターのパフォーマンスを分析、モニタするツールを手がける新興企業Coolanは米国時間7月21日、Salesforce.comによって買収されることをブログで発表した。
Coolanの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)Amir Michael氏は、「買収手続きの完了後、CoolanのチームはSalesforceが世界各地の顧客増加に対応して規模を拡大していくなかで、同社のインフラの最適化を支援することになる」とブログに記している。
買収条件は明らかにされていない。
Michael氏はCoolanを立ち上げる前、Facebookに籍を置き、顧客のハードウェアやデータセンターに関する電力設計に携わった。「Open Compute Project(OCP)」設立の立役者でもある。同氏は現在でもOCPのリーダーとして活動しており、21日のブログで「OCPでの活動を継続し、ハードウェアのオープン性や効率性、スケーラビリティをさらに追求していく」と述べている。
Coolanの投資家にはSocial CapitalやNorth Bridge Venture Partnersが名を連ねている。
Salesforceの中核CRM製品は、同社のデータセンター内で稼働している。Salesforceはクラウドインフラを多様化する計画を推進しているものの、自社インフラに対する投資やサポートを継続していくと表明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。