ファーウェイ、2016年度上半期の売り上げは前年同期比40%増の約3兆7954億円

NO BUDGET

2016-07-26 07:00

 中国ファーウェイは7月25日、2016年度上半期業績(2016年1~6月、監査後)を発表、売上高は前年同期比40%増となる2455億人民元(約3兆7954億円)に達し、営業利益率が12%となったという。同社日本法人ファーウェイ・ジャパンが抄訳で伝えた。

 この伸びには、全事業グループでの堅調な成長が背景にあると同社最高財務責任者の孟晩舟(メン・ワンツォウ)はコメントしている。

 「世界市場でのバランスの取れた事業展開と、膨大なデータ伝送を支えるICTインフラの構築に注力するというパイプ戦略へのゆるぎないフォーカスにより、当社が展開する通信事業者向けネットワーク事業、法人向けICTソリューション事業、コンシューマー向け端末事業の3つの事業グループすべてで堅調な成長を実現することができました。今後も現在の勢いを維持し、好調な事業運営に支えられて2016年度通期を良好な財務状況で迎えることができると確信しています」

 例えば、法人向けICTソリューション事業グループは急速な発展基調にあり、オープンな製品・ソリューション開発を続けると同時に、顧客やパートナー各社との共同イノベーションを推進した結果、ファーウェイの製品・ソリューションは評価されつつあるという。とりわけ、クラウドやストレージ、SDN関連製品とセーフ・シティ、電力向けIoTソリューションは金融、電力、交通・運輸、防犯・防災、教育、メディアなどの業界で幅広く導入されているとする。

 また、コンシューマー向け端末事業グループはグローバルで堅調な成長を持続し、「HUAWEI P9」「HUAWEI Mate 8」「Honor V8」「HUAWEI MateBook」などのフラッグシップ製品が世界各地の消費者から大きく支持されたほか、約30か国で好きな端末ブランドとして評価されているという。日本でも7月15日に発売された話題の2in1デバイス「HUAWEI MateBook」はすでに数10か国で発売中である。

 さらに、ファーウェイは通信事業者向けネットワーク事業において、通信事業者のビジネス、運営、アーキテクチャ、ネットワークという4つの主要分野におけるデジタル変革を後押しするイノベーションに取り組み、5GやIoTなどの先進分野を推進していると説明している。

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