調査

「Windows 10」、無償アップグレード終了でもシェア21%にとどまる

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)

2016-08-02 10:20

 「Windows 10」は公式リリースから1年が経過したが、同OSのシェアはデスクトップコンピュータ全体の5分の1程度にすぎないことが、調査会社NetMarketShareが公開したウェブトラフィックの統計データで明らかになった。

 NetMarketShareによれば、Windows 10は7月時点でデスクトップOS市場の21.1%を占めて2位となっており、6月の19.1%および5月の17.4%と比べてシェアを拡大している。だが、その増加ペースは、「Windows 7」および「Windows 8.1」からの無償アップグレードの期限が7月29日に迫っていたにもかかわらず、鈍く落ち着いたままだった。

 「Windows 8」の失敗を経て、Microsoftは同社がユーザーにとって使いやすく魅力的なOSを今も開発できることをWindows 10で証明したいと考えていた。だが、アップグレード奨励策や執拗なアップデート案内も十分な成果を上げられず、同社はWindows 10搭載デバイスの数を2018年半ばまでに10億台にするという目標が達成できない見込みであることを7月に認めている

 デスクトップOSのシェアで首位に立ったのは7月も「Windows 7」だが、そのシェアは49%から47%に下落した。3位はシェア10.3%の「Windows XP」で、シェア7.8%のWindows 8.1がその後に続いている。すべてのWindowsを合わせたシェアは89.7%で、前月と同じだった。

 Appleの「OS X」は、8.1%から7.8%にシェアを落としている。


提供:NetMarketShare

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]