IBMは米国時間8月23日、中小企業向けのオールフラッシュアレイ製品「IBM Storwize V7000F」と「IBM Storwize 5030F」を発表した。
また同社は、DellやEMCといった企業の製品を使用している顧客に向けて乗り換えをうながす「Flash In」という移行プログラムも発表した。同プログラムはIBMのさまざまなパートナー企業によって実施される。IBMはこのプログラムを通じて、競合他社のストレージシステムへの自社製品の統合、あるいはそれらの置き換えを目指している。
今回発表された製品は、Storwize V7000Fがミッドレンジ、Storwize 5030Fがエントリレベルと位置付けられている。これらの製品には、さまざまなシステム上でのデータ圧縮やプロビジョニング、スナップショットの取得を可能にするソフトウェア「IBM Spectrum Virtualize」が搭載される。
Storwize V7000Fはパフォーマンスの向上とともに、急速に増大するデータの管理を支援するためにクラスタリング機能の強化が図られている。一方、Storwize 5030Fはエントリレベルのシステムとなっている。
全体的に見ると、IBMはこれら新製品が「SQL Server」から「MySQL」、IoT関連に至るまでのさまざまなワークロードに使用されることを望んでいる。
これらオールフラッシュアレイ製品の価格は1万9000ドルからとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。