ウェブデータベース「スマートDB」の最新版を発表--ドリーム・アーツ

NO BUDGET

2016-09-07 11:32

 ドリーム・アーツは9月7日、ウェブデータベース製品「ひびきSm@rtDB」(スマートDB)の最新版「ver.3.5」を発表し、同日より提供を開始した。

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 スマートDBは、大規模組織のビジネス現場で、情報の管理、統制と使いやすさの両立を目指すBPM(Business Process Management)型ウェブデータベース。ウェブデータベース、文書管理、ワークフロー機能を備え、ユーザー自身で業務に適した業務アプリを作成でき、利用しながら柔軟に進化させていける。

 多くの企業では社内の情報共有を円滑化するツールとしてグループウェアなどの情報共有基盤を利用しているが、長年の利用で老朽化したシステムでは、変化のスピードに追随できないといった課題も生じている。

 これに対しドリーム・アーツは、他社システムからの移行実績をもとに、ベストプラクティスをスマートDBに集約。ノンプログラミングシステムとして開発、多様な事業を支援してきた。新版ではその一環として、「IBM Lotus Notes/Domino」から移行した場合も違和感なく、直感的に活用できる機能を中心に追加しているとのこと。

 主な新機能は以下の通り。

文書を定期的に編集、削除する機能

 保管期限の切れた文書を自動的に削除したい、一定期間を過ぎたデータのステータスを一括で自動的に変更したいといった場合に、「定期処理」で実現できるようになった。

 定型化した処理を、決まった時間に繰り返し自動的に実行できる。例えば、「お問い合わせ管理」の業務をスマートDBで行っている場合、一定期間を過ぎても未回答の問い合わせに対しては、自動的にステータスを変更することで担当者へのリマインドに役立てるといった運用が可能。

帳票出力機能

 「帳票出力」ボタンを押すだけで、あらかじめ設定したレイアウト通りにExcel形式で帳票が出力される。見積書や稟議書などの文書についてレイアウトが崩れることなく印刷できる。

文書バインダ間のデータ連携を強化

 文書バインダの多様化や情報の多元化により、各文書バインダ間でのデータ連携が必要となってきたことを受け、文書バインダから他の文書バインダに登録されているデータを参照しやすくし、これにより情報検索にかかる手間の最小化を実現させることが可能になった。

 例えば、顧客台帳から、顧客に紐づく売上、見積り、営業担当者などの様々な情報を連携させることによって、今までよりもさらに簡単に検索・確認・登録することができるという。

ゴミ箱機能

 これまで、削除した文書をユーザーが復元する方法はなかったが、本機能により、削除された文書を復元できるようになった。今後は、削除した文書をゴミ箱に溜めることができ、削除された文書の確認や検索、復元が可能。

新たなサポート対象にブラウザに「Edge」を追加

 Windows10のデフォルトブラウザ「Microsoft Edge」に対応したほか、「Google Chrome」の最新版、日本オラクル社が提供する最新版のデータベース製品「Oracle Database 12c R1」に対応。

 価格は、1ユーザーあたり9000円(税別、1000ユーザーの場合)。

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