大木豊成「Apple法人ユースの取説」

いま改めて、iPhone 7とiOS 10で公私混同してみないか

大木豊成

2016-09-26 07:00

 「公私混同」という言葉は、今までの日本企業がもっとも嫌う言葉ではないだろうか。昭和の時代では、社内恋愛のことを意味することもあっただろうし、会社のお金に手を出してしまう犯罪のことだと感じてしまう人もいるだろう。今回、ここで言う「公私混同」は、そういった類のものではない。会社から支給されたiPhoneを、私的にも活用してしまってはどうか、という提案だ。

iPhone 7が届いた

 筆者のオフィスにも、発売当日の9月16日にiPhone 7が届いた。ソフトバンクの法人契約のものなので、ソフトバンクの営業の方がオフィスまで届けてくれたのだ。ただ、筆者の希望はiPhone 7 Plusのジェットブラックという色のもの。今回のiPhone 7 Plusは、デュアルカメラになったことが評判らしく、売り切れ続出中だ。また、この新しい色にも人気が集まっているようで、各ニュースサイトのレビューも、基本的にジェットブラックが使われている。

 一部では「Appleが飢餓感を煽っている」と言う人たちがいるが、事の真偽は不確かだ。1つ言えることは、筆者が発売後の週末にアップルストア銀座に行った際には、購入を希望する客が押し寄せていたという事実だ。筆者は、4Fにあるジーニアスバー(修理を含めたサポートカウンター)に行きたかったのだが、1Fで購入希望者が溢れかえっているため、奥にあるエレベーターまでずいぶんと時間を要してしまった。まるで、バーゲン会場のようだった。

iPhone 7がなぜ人気なのか

 iPhone 7の防水機能については、前回も書いたが、今回のiPhone人気に大きく寄与していることは間違いないだろう。そして、もちろんApple Pay、特にSuica対応を始めることは、ユーザーの購買意欲をそそることは明らかだ。しかし、一般ユーザーはそうだとして、法人ユーザーが大きく動き出しているのはなぜだろうか。iPhoneの法人ユーザー向けサービスを展開している、筆者の解説を含めてご説明したい。

さらにデザインにチカラを込めた

 iPhone 7およびiPhone 7 Plusでは、それまでのiPhoneとは違うデザイン、そしてカラーバリエーションを投入してきた。カメラ機能が向上したことに伴い、少し飛び出したカメラ周りを美しく見せるために、加工・研磨方法を大幅に見直した。

 そして、美しいデザインを覆うカラーバリエーションは、従来のシルバー、ゴールド、ローズゴールドに加えて、黒っぽい色だったスペースグレーを無くしブラックとジェットブラックという2色を新たに揃えたのだ。この2色は、女性ユーザーからも人気のある美しさで、今回の売り切れを後押ししている色でもある。

 法人で利用する場合、ゴールドやローズゴールドといった色よりも、黒やグレーが好まれる。法人ユーザーに好まれる色が、更に磨きがかかっているのだから、導入が進むのは当然ではないだろうか。


少し飛び出したカメラ周りを美しく見せるために、加工・研磨方法を大幅に見直した
提供:CNET

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