仮想化技術の大手であるVMwareは米国時間10月26日、2016会計年度第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。
非GAAPベースの純利益は前年同期比12%増の4億8500万ドル(1株あたり1.14ドル)で、売上高は前年同期比6%増の17億8000万ドルだった。
アナリストらは売上高を17億6000万ドル、1株あたり利益を1.10ドルと予想していた。
VMwareの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は発表で「好調な第3四半期決算は、顧客に戦略的価値をもたらすという当社の強みを反映したものだ」と述べるとともに、「われわれは新たな『Cross-Cloud Architecture』の提供により、顧客がプライベートクラウドやパブリッククラウド、ハイブリッドクラウドを通じて、あらゆるアプリケーションを稼働できるようにすることを支援している。このアーキテクチャは業界で最も完成度が高く、ハイブリッドクラウドに適している」と述べた。
また同社は発表のなかで、Amazon Web Services(AWS)を含む、最近の戦略的提携をアピールした。
なお同社は、2017年2月4日からDell Technologiesの会計年度期日に移行するとも発表した。VMwareの親会社であるEMCは9月にDellとの統合を完了している。2018会計年度の第1四半期は2017年2月4日〜5月5日までとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。