グーグルの親会社Alphabet、売上高20%増--第3四半期

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2016-10-28 09:25

UPDATE Googleの親会社であるAlphabetは米国時間10月27日、予想を上回る第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。

 純利益は50億6000万ドル(1株あたり7.25ドル)だった。トラフィック獲得コスト(TAC)を含む売上高は前年同期比20%増の224億5000万ドル、非GAAP利益は1株あたり9.06ドルだった。

 アナリスト予想は、売上高220億ドル、1株あたり利益8.64ドルだった。

 TACを除く純売上高は、179億ドル以上と予測されていた。

 AlphabetのTACを除く売上高は182億7000万ドルで、その予測を上回った。

 エンタープライズクラウド、ソフトウェア、データ管理製品を含むGoogleの売上高は、前四半期の213億2000万ドルを上回る223億ドルとなり、第3四半期売上高の大部分を占めた。

 NestおよびGoogle Fiberのほか、Alphabetのヘルスケア関連の取り組みやその他の不確実なプロジェクト(いわゆる「ムーンショット」:壮大な計画)を擁するOther Bets部門の売上高は1億9700万ドルで、営業損失は8億6500万ドルだった。この部門の前四半期の営業損失は8億5900万ドルだった。

 Alphabetの最高財務責任者(CFO)を務めるRuth Porat氏は電話会見で、Other Bets部門については、プロジェクトのほとんどが初期の段階にあるので長い目で見ようとしており、売上高は「前進を部分的に示すものでしかない」と述べた。

 「計画的に熟慮してこれらの事業を構築している」(Porat氏)

 Porat氏はさらに、「Google Cloud」が「売上高の大幅な増加をもたらしている」と語った。

 Googleのクリック単価(CPC、広告が1回クリックされるごとにGoogleが得られる金額)は、前年同期比で6%減少したものの、予測を上回った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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