Amazon Web Services(AWS)は米国時間11月16日、同社の「AWS Marketplace」を通じて顧客がSaaS製品やAPI製品のサブスクリプションを直接行えるようになったと発表した。
AWSのチーフエバンジェリストであるJeff Barr氏は同社ブログで、SaaS製品に対するこの新たな提供形態では、月額料金やサブスクリプション費用が不要で、顧客は使用量に応じた料金を、既存のAWS請求に上乗せするかたちで支払うと述べている。
同氏は「例を挙げると、セキュリティサービスをホスト単位で、ログの処理を処理量に応じたGバイト単位で、ジオコーディング(地理座標の取得)処理をリクエスト単位で、キャッシュ処理を処理量に応じたGバイト単位で購入できるようになる」と記している。
登録方法は、顧客がAWS Marketplace上でサブスクリプションプランを選択すると、数分以内にログイン情報が記載された確認メールが送信されてくるという、迅速かつシームレスなものだとされている。また、新たな提供形態はAWS Marketplace上で製品を販売するベンダーにとって、AWSの幅広い顧客ベースにアクセスできるようになるという大きなメリットとなる。
AWSは、発表時点で21のベンダーからの24製品を提供しており、向こう数カ月で「数十」の製品を追加する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。