サイオス、OSSを活用したクラウド型ウェブサーバログ解析サービスを提供

NO BUDGET

2016-12-09 07:30

 サイオステクノロジー(以下、サイオス)は、12月7日、「Webサーバーログ解析サービスon Cloud」(以下、ログ解析Cloudサービス)を提供開始すると発表した。

 このサービスは、オープンソースのアクセス解析ツールPiwikを活用し、大規模なウェブサーバログを簡易に解析できるようにする。システム構成は、アクセス解析ツールにPiwik、クラウドプラットフォームに「Microsoft Azure」、大量ログデータの保管には「TREASURE DMP」となっている。


ログ解析Cloudサービス概要図

 Piwikは、オープンソースの高機能アクセス解析プログラムで、2007年にリリースされた。2015年8月現在で、全世界の100万以上のWebサイトで利用されている。

 TREASURE DMPは、Treasure Data社が提供するプライベートDMPソリューション 。ログ解析Cloudサービスでの利用ではPiwikでの利用に限定される。

 ウェブサーバのログデータ解析ソリューションでは、安価なSaaS型サービスと、高額な商用パッケージ製品の二極化が進んでいる。サイオスでは、前者の「カスタマイズができない」、「機能が不足している」、「アクセスデータが統計的にサマライズされてしまう」といったユーザーの不満と、後者の「利用する水準に対してオーバースペック」、「価格が高くテスト導入も難しい」という課題の両方を解決する手段として、今回のサービス開発を進めていた。

 ログ解析Cloudサービスの導入費用は、初期費用30万円からで、月額利用料金18万円からの提供となる。最短3か月からのProof of Concept(POC:実証実験)の提供も設定されている。サイオスでは、初年度の販売目標を50社としている。

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