A10ネットワークスは1月11日、首都圏の100億円以上の売り上げのある上場企業150社を対象に実施した「クラウド型グループウェアの利用動向に関する調査」の結果を発表した。
クラウド型グループウェアの導入状況については、首都圏の上場企業150社の約半数(46%)がクラウドグループウェアを導入している。最も導入が多かったクラウドグループウェアは「Microsoft Office 365」で、導入企業の約3分の1が利用している。未導入と回答したうち、22%の企業が導入を検討していると回答している。
首都圏上場企業150社におけるクラウドグループウェア導入状況
クラウドグループウェア導入企業の、遅延発生と懸念に対する状況
遅延発生と懸念に対する状況については、導入企業の中で、クラウドグループウェアおよび利用中のアプリケーションの遅延を経験していると回答した企業は12%。将来的な遅延の発生を懸念していると回答した企業は23%に上った。また、同じくクラウドグループウェアを導入している企業のうち、16%の企業はネットワーク全体のパフォーマンスの低下を経験していることが分かった。
調査は2016年8月~9月に、ネットワーク担当者への聞き取る形式で実施した。