IRMソフト「FinalCode」新版、画面撮影に日時などの“透かし”機能

NO BUDGET

2017-01-23 15:41

 デジタルアーツは、ファイル権限管理ソフトウェア(IRM)の新版「FinalCode Ver.5.2」を2月1日からグローバルで同時に提供する。1月19日に発表した。

 FinalCodeは、RSA/AES 256に準拠した暗号化技術を利用しており、ファイルをパスワードなしで暗号化できる。ファイルの暗号化時に閲覧可能者と閲覧権限をファイル単位で設定でき、ファイルが手元を離れた後でも、権限変更やファイルの消去ができる。社外に送信したファイルでも状況に応じてリモートで管理することが可能だ。

FinalCode Ver.5.2の画面透かしイメージ(デジタルアーツ提供)
FinalCode Ver.5.2の画面透かしイメージ(デジタルアーツ提供)

 新版にはファイル表示画面に透かしを入れる機能を追加した。この機能は、デジタルカメラやスマートフォンのカメラなどのデバイスによって表示画面を撮影した場合、日時やデータ表示端末を識別するための情報が透かしとして写り込むもので、不正な画面撮影を抑止できる。

 前版でも、暗号化ファイル内データのコピー&ペースト、キャプチャアプリケーションの同時起動を制御する機能を搭載していたが、透かし機能を追加することで、内部から第三者に機密情報が漏洩するリスクをさらに減少させる。

 新版ではまた、FinalCodeファイルのプレビュー機能が搭載される。ファイル共有サービス「Box」にアップロードされたファイルを暗号化されたままの状態でBox内で表示できる。Boxからダウンロードした後のファイルの権限管理や削除が可能となる機能を2016年3月にリリースしているが、今回の機能はBox内での作業効率を向上させると説明している。

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