47カ国ユーザーのサポートサイトにCDN、クラウドストレージ導入--図研

NO BUDGET

2017-01-24 07:45

 図研は、全世界のユーザーに向けたサポートサイトにおいて、ウェブアクセスやコンテンツ配信におけるパフォーマンスの向上のため、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)サービスをリプレースすると同時にクラウドストレージサービスを導入した。

 図研では、製造業における製品設計・開発業務全体の高度化・最適化を支援するための各種ITシステムの開発、製造、販売、コンサルティングサービスをグローバルに提供しており、そのサポートサイトも世界展開している。以前のサポートサイトは各国に点在していたが、2012年に「Zuken Global Support」として統合し、同時にCDNの利用を開始している。しかし最初に採用したCDNでは、同社が期待するパフォーマンスを得ることができず、課題となっていた。

 そこで今回、高品質かつ安定的なCDNを求め、「高速で安定したウェブアクセス」「トラブル時の迅速なサポート対応」といった要件を掲げて再選定を実施、新たにライムライト・ネットワークスのCDNとクラウドストレージサービスの採用を決定した。

 図研 EDA事業部 グローバルITセクション セクション責任者の鎌倉弘茂氏は選定理由について「テスト環境を構築し、ソフトウェアのダウンロードやウェブの表示速度について検証した結果、従来よりもデータのダウンロード時間が大幅に短縮した。また、クラウドストレージサービスの導入により、一カ所ではなく、リージョンごとにコンテンツがコピー、配信されるため、欧州、アメリカ、アジアなどのユーザーが、自身の拠点に近い場所からコンテンツへアクセスできるようになったのも利点と判断した」と話している。

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