ソフトバンク・テクノロジーに不正アクセス、取引先情報流出の恐れ

ZDNET Japan Staff

2017-07-25 10:07

 ソフトバンク・テクノロジーは7月24日、保守契約管理システムの検証サーバに対する不正アクセスが行われたと発表した。サーバに格納されていた4071社の取引先情報が流出した可能性があるとしている。

 同社によると、流出した可能性がある情報は会社名、担当者名、電話番号、メールアドレスの1万2534件。一次調査で攻撃者が外部に情報を持ち出した痕跡は確認されていないとしたが、第三者機関による詳細な調査を継続しているという。

 不正アクセスは、仮想通貨を採掘するプログラムといい、攻撃者の振る舞いから狙いは情報収集ではなく、このプログラムのインストールだったと推定している。しかし調査から、このサーバではインターネットに接続可能な状態で、不要なアカウントが存在し、パスワードが脆弱だったことが判明。外部からアクセス制御や取引先データの管理にも不備があり、攻撃者が取引先情報にアクセスできる状態だった。

 同社はこれらの問題点を是正し、第三者機関による調査で詳細が判明次第、公表する予定だとしている。

ソフトバンク・テクノロジーで検知された仮想通貨発掘プログラムの情報
ソフトバンク・テクノロジーで検知された仮想通貨発掘プログラムの情報

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]