調査

日本人の半数はフリーWi-Fi利用も個人情報漏えいを懸念--Avast調査

NO BUDGET

2017-07-27 14:56

 セキュリティソフトウェアベンダーのAvastは、日本人ユーザーを対象にしたセキュリティ関連調査の結果を発表した。

 これによると、ノートPCまたはスマートフォンユーザーの46.5%が、外出時にフリーWi-Fiを利用しており、このうち58.2%は、接続時に登録やパスワードを要求されないネットワークを好んでいることが分かった。

 フリーWi-Fiを好む一方でユーザーの大半は、ログイン履歴、個人の写真、チャット履歴、個人の電子メールといった個人情報が第三者にアクセスされる可能性を懸念していることも判明した。「隠すべき情報はない」と回答したユーザーはわずか7%だった。また、フリーWi-Fi利用者のうち、VPNによってプライバシーを保護しているのは5.4%だった。

 Avastは、他のユーザーと同じオープンなWi-Fiネットワークに接続することで、ハッカーにドメインやページの履歴検索結果、ログイン情報、写真、動画、電子メール、コメントなどをのぞき見される可能性があると解説している。またハッカーは、一般的なフリーWi-Fiネットワークの名前を設定した偽のフリーのオープンWi-Fiネットワークを作成し、ユーザーの個人情報を詐取することができることや、カナダの情報機関CSECが、同国の複数の空港で公共Wi-Fiに接続した旅行者の情報を監視していたという漏えい文書の内容を挙げ、公的に利用可能なWi-Fiの接続時には、常にVPNを利用すべきだとしている。

 同調査は2017年2月に実施された。自社ユーザーを対象とし、オンラインによる調査方法を採っている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]