キヤノンITS、メールセキュリティにファイル無害化の新機能

ZDNET Japan Staff

2017-12-14 17:01

 キヤノンITソリューションズは12月14日、メールセキュリティ製品の最新版「「SPAMSNIPER AG Ver4.2」を発表した。メールの添付ファイルに含まれるマクロを除去する「ファイル無害化機能」を搭載する。

 SPAMSNIPER AGは、同社と韓国のJiransoftが共同で企画し、Jiransoftが開発する製品。メールのスパムやマルウェア対策、誤送信対策機能などを持ち、ソフトウェアやアプライアンスで利用できる。

 最新版では、メールに添付されたOffice形式のファイルに含まれるマクロやObject Linking and Embedding(OLE)、PDFファイルのJavaScriptをSPAMSNIPER AGが予め除去し、“無害化”したメールをユーザーに配信する。また、メールに記載されたURLのリンクも一時的に無効化し、ユーザーがアクセス前にリンク先を確認する機能も強化した。

 同社は、マルウェア感染でメールの添付ファイルやリンクを悪用するケースが多い一方、メールが業務連絡に重要な手段であるため、「新機能はユーザーが“ふとした瞬間”に添付ファイルやリンク先を開いてしまう危険性に対応するもの」(基盤・セキュリティソリューション事業本部)と説明している。


新機能のイメージ(出典:キヤノンITソリューションズ)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]