情報通信関連のソフトウェア開発を手掛けるコマスは、オロのSaaS型統合基幹業務システム(ERPパッケージ)「ZAC Enterprise」を導入した。オロが6月6日に発表した。
コマスは、次世代光通信や携帯端末など情報通信分野でのソフトウェア開発を手掛ける企業。新規顧客からの引き合いが増えており、これに対応するため、システムエンジニア(SE)の配置管理と案件別の損益管理をタイムリーに行いたいというニーズがあった。
しかし、これまでExcelを用いて業務管理を行っていたため、SEの稼働状況や案件別労務費の把握に必要な実績工数を月次でしか確かめられず、効率的に人員を配置できないという課題があった。
ZAC Enterpriseについては、実績工数をタイムリーに集計できる点、業務を一元管理できる点、案件別損益を即座に可視化できる点などを評価した。社外からもシステムを利用可能なことも採用の大きな理由になったとしている。
ZAC Enterpriseは、プロジェクト単位で業務進行する業種・業態に特有の経営管理、商慣行、機能要件に対応する点を特徴とする。売上・仕入・経費などの各種データを自動で仕訳データに変換し、財務会計システムに出力することができる。企業独自で新規開発した会計システムや企業グループ内で指定された会計システムへのデータ連携も可能。