IPA、2020年にサポートが終了するマイクロソフト製品に注意喚起

ZDNET Japan Staff

2019-01-10 18:32

 情報処理推進機構(IPA)は1月10日、2020年にMicrosoftのサポートが終了するWindows 7、Windows Server 2008/同R2(サポート終了日は2020年1月14日)、Office 2010(同10月13日)について注意喚起した。

 IPAのセキュリティ分析によると、2018年1~11月に「JVN iPedia」で登録された該当製品の脆弱性の深刻度割合で最も高い「レベルIII」(CVSS V2基本値 7.0~10.0)に分類されるのは、Windows 7が全124件中36件(29%)、Windows Server 2008/同R2が全123件中35件(28%)で、OSでは約3割が深刻度の高い脆弱性だった。一方、Office 2010では全34件中28件(82%)が「レベルIII」だった。

 IPAは、「一般的にサポート終了後に見つかった脆弱性は修正されず、脆弱性を悪用した攻撃による情報漏えい被害など危険性が高まるため、速やかなアップデートなどの実施が求められる」と呼び掛けている。

サポート終了に向けた更新計画のイメージ(出典:IPA)
サポート終了に向けた更新計画のイメージ(出典:IPA)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]