Microsoftは、開発者向けプラットフォーム「Visual Studio」の次期メジャーバージョン「Visual Studio 2019」(VS 2019)のバーチャルイベントを、米国時間4月2日に開催すると発表した。VS 2019のローンチ告知ページによると、Microsoftはこのイベントで、同製品による開発者の生産性向上や、AI機能の活用がどのようなかたちで実現されるのかに焦点を当てるという。
同社がVS 2019について初めて公式に語ったのは2018年6月のことであり、当時はまだ計画段階だと述べていた。Microsoftは当時、次期リリースをより高速で信頼性が高く、チーム作業がやりやすく、使いやすく、利用開始しやすいものにすると述べていた。2018年12月には初のパブリックプレビュー版を公開し、その後、Preview 2、Preview 3が公開された。
VS 2019では、コーディングのコラボレーションを実現するサービスである「Visual Studio Live Share」がデフォルトでインストールされているほか、ユーザーの迅速なコーディングを支援するための新たなスタートウィンドウの提供や、検索機能の強化、パフォーマンスの全体的な向上、人工知能(AI)アシスタント「Visual Studio IntelliCode」の搭載、Pythonの仮想環境や「conda」に対するサポートの強化、「Windows Forms」(WinForms)や「Windows Presentation Foundation」(WPF)などを含む「.NET Core 3.0」プロジェクトのサポートが実現される。VS 2019のこれまでのプレビュー版で新たに搭載されている機能の一覧は、オンライン上のリリースノートに記されている。
Microsoftは2017年3月、「Visual Studio 2017」の発表と同時にその提供を開始した。VS 2019の発表ページには、ローンチイベントの参加者はいち早くこの製品を使えると記されているため、同製品の提供が4月2日に開始される可能性もある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。