「Windows 10 1903」で更新プログラム適用後にCPU使用率が急上昇との報告

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-09-03 09:37

 「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)の一部のユーザーは、先週リリースされた任意の累積的な更新プログラムをインストールした後、CPU使用率が急上昇する現象に見舞われている。

 この更新プログラム「KB4512941」は、Microsoftが数週間前に以前のバージョンのWindows 10、「Windows 7」「Windows 8.1」で修正した「Visual Basic 6(VB6)」「Visual Basic for Applications(VBA)」「Visual Basic Scripting Edition(VBScript)」の問題に対処した。

 その問題以外にも、KB4512941は20件以上の非セキュリティ関連の重要なバグに対処するため、ユーザーにとって魅力的な任意の更新プログラムだった。しかし、KB4512941をバージョン1903に入手したユーザーの一部は、インストール直後にCPU使用率が急上昇する現象が発生したことを報告している。

 この現象をRedditで報告した複数のWindows 10 1903ユーザーは、「Cortana」のプロセスの「SearchUI.exe」がこの問題の原因だと考えている。このプロセスを無効にしたら、問題が解決したと報告したユーザーもいる。KB4512941をアンインストールして問題を解決したユーザーもいる。

 RedditとMicrosoftのオンラインフォーラムのコメント数を見る限り、この問題の影響を受けているユーザーはそれほど多くなさそうだ。

 ただし、Windows Latestが発見したように、「Windows Insider Program」の登録ユーザーがKB4512941を短期間テストしたとき、一部のテスターはMicrosoftの「Feedback Hub」でCPU消費を問題として報告していた。

 Microsoftは、米国時間8月29日に1903/19H1プレビュービルド「18362.329」をリリースし、その2日後にKB4512941を一般向けにリリースした。

 このCPU関連バグは、まさにMicrosoftがFeedback Hubで発見を目指すような小規模な問題だ。しかし、おそらくKB4512941のプレビューテスト期間が非常に短かったことが理由で、レポートはごく少数で、多くの賛成票は得られなかったのだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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