りそなグループ、DX戦略で日本IBMとの連携を刷新

ZDNET Japan Staff

2020-08-13 17:57

 りそなホールディングス(りそなHD)と日本IBMは8月13日、戦略的パートナーシップの強化を発表した。りそなHDは、日本IBMとの合弁会社でりそなグループを中心にITサービスを提供するディアンドアイ情報システム(D&I)への出資比率を引き上げる。

 りそなHDは、中期経営計画で「デジタル&データ」「デザイン思考」「オープン」によるビジネスモデルと経営基盤の次世代化を掲げる。日本IBMとの戦略的パートナーシップの強化は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的としており、その一環でりそなHDは、2021年1月4日を予定として日本IBMからのD&Iの株式譲渡により、出資比率を現在の15%から49%に引き上げることで基本合意した。

 D&Iはシステムの開発・運用から保守までを手掛ける。今後はIBMとともにりそなHDのDXを加速させる戦略的パートナーとして、同一拠点で戦略策定からアジャイル開発までを行うスピーディーなソリューションを提供する予定。りそなHDは、中期経営計画では1000人規模のデジタル・IT人材体制の実現も掲げており、D&Iでの増員に加え、日本IBMからも人材を受け入れる検討をしているという。

パートナーシップの強化イメージ(出典:日本IBM)
パートナーシップの強化イメージ(出典:日本IBM)

 併せて日本IBMは同日、りそなHDがグループ企業のアプリケーション連携基盤として構築した「りそなグループアプリ提携基盤」に、IBMの「IBM Digital Services Platform for Financial Services」が採用されたと発表した。

 りそなグループアプリ提携基盤は、モバイル向けアプリケーションのプラットフォームといい、グループ各社のITシステムと連携することで、モバイルアプリケーションを迅速に展開できるようになるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]