中国のテンセント(騰訊、TENCENT)は12月3日、日本でクラウド事業を拡大させる戦略を発表した。2021年初旬に日本で2カ所目のアベイラビリティーゾーンを開設するほか、同年末までに国内での採用人数を倍増させる予定だとしている。
同社は2019年に日本へ進出し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みが急加速しているとして、日本市場でパートナーと緊密に連携しながら、電子商取引やライブ配信、教育、ゲーム、製造などの幅広い業界に向けに、クラウドサービスを提供していくと表明した。
クラウドサービスは世界で100万社以上が利用しているといい、日本では三井物産、bravesoftなどと提携している。
クラウド 東北アジア地区責任者の趙剣南氏は、「日本独自の包括的なデジタルエコシステムを構築することを常に最優先に取り組んできた。今後も日本への投資のさらなる強化と継続させることで、価値の高い製品やサービスを提供できるようパートナーの協力していく」とコメントしている。