IT企業の年頭所感

「新しい景色を見る」、中期経営計画の達成に尽力--CTC・柘植社長

ZDNET Japan Staff

2021-01-08 07:00

 2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

伊藤忠テクノソリューションズ 代表取締役社長 柘植一郎氏

 新しい年を迎え、皆さまにごあいさつを申し上げます。

 2020年、CTCは3カ年中期経営計画「Opening New Horizons ~新しい景色を見るために~」の最終年度に入り、「ビジネス変革」「強みの強化」「新分野の開拓」「経営基盤の強化」という“4つのHorizons”でCTCグループ全体の成長を図ってきました。

 2020年初頭、新型コロナウイルス感染症の影響で、私たちは世界的に非常に困難な局面を迎えました。密を避け、働く場所を限定しないテレワークや在宅勤務が急速に進んだ形になりましたが、まだまだ先は見えず、オンラインと対面を併用したより良い働き方を引き続き模索している状況です。

 2021年、まずは現在の中期経営計画の達成に尽力します。そして新たな中期計画のもとでさらなる持続的な成長に臨みます。

 2021年、さまざまな取り組みの中で中心となるのは「DC5」、すなわち「DX(デジタル変革)」「Cloud(クラウド)」「5G(第5世代移動通信システム)」です。競争力の強化を目的として、あらゆる領域でデータを有効活用するDXは確実に進展していくでしょう。クラウドの利用もますます多様化し、ハイブリットクラウド、マルチクラウドなど、システム間の連携が一層重要になっています。また、5G、IoT、AI(人工知能)を組み合わせ、さまざまな現場の業務を効率化してサポートするような、インテリジェントなエッジコンピューティングも実用段階に入ってきました。このようなテクノロジーを念頭に提案力と創造力をさらに高めていく必要があります。

 CTCには、スローガン「Challenging Tomorrow's Changes」が示す通り、「挑戦する文化」があります。「明日を変えるITの可能性に挑み、夢のある豊かな社会の実現に貢献する」という会社としての究極の使命に基づき、社会的な責任を果たすべく挑戦し続けることでこそ、事業の発展が実現できるものと信じています。

 最後に、いまだ猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の一刻も早い収束を願っています。

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