企業のクラウドシフトが進む中で、いわゆる「レガシー」と呼ばれる現行のメインフレームシステムを今後どのように運用していくのかに注目が集まる。将来的な構想の策定から提供、設計、構築、モダナイゼーション、運用管理まで、展開方法を支援する動きも強まっている。
150カ国以上で事業展開するLIXILグループは、住宅設備機器・建材メーカー5社が合併して2011年に発足し、国際会計基準(IFRS)を導入した。メインフレームで運用していたERP(統合基幹業務システム群)をSAP S/4HANAに刷新、その稼働基盤にパブリッククラウドのIaaSを採用する。
一方で、金融系などを中心にメインフレームを利用したいというニーズは根強く残っている。クラウドなどによるモダナイゼーションの動きとのはざまで迷う企業も多いと考えられる。メインフレームに関するニュースや事例など、最新の情報を集めた。