「iPhone」小技5選--知っていれば便利な機能

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2022-01-08 08:00

 「iPhone」の「iOS」OSには、たくさんの機能がある。見つけにくい機能や設定も非常に多い。

 しかし、そうしたことを説明してくれるマニュアルはない。Appleはいくつかの簡単なヒントを提供するが、そこから先はユーザーが自分でやらなければならない。

 本記事では、筆者が気に入っているiOSの5つの小技を紹介する。

1. 秘密のオンスクリーンメニューを追加する

 「AssistiveTouch」はユーザー補助機能であり、ディスプレイに(1本の指で動かすことのできる)小さなメニューを表示する。このメニューを使えば、ピンチ操作や複数の指によるスワイプなどのジェスチャーを1本の指で実行したり、さまざまな機能に素早くアクセスしたりすることが可能だ。

 AssistiveTouchは以下の3つの方法で有効にすることができる。

  • 「Settings」(設定)>「Accessibility」(アクセシビリティ)>「Touch」(タッチ)と進んで、AssistiveTouchをオンにする。
  • 「Settings」(設定)>「Accessibility」(アクセシビリティ)>「Shortcut」(ショートカット)と進んで、AssistiveTouchをオンにする。
  • 「AssistiveTouch を有効にして」と「Siri」に伝える。

 AssistiveTouchをカスタマイズするには、「Settings」(設定)>「Accessibility」(アクセシビリティ)>「Touch」(タッチ)>AssistiveTouchと進んで、「Customize Top Level Menu」(最上位メニューをカスタマイズ)をタップする。表示するアイコンの数を1個~8個の間で設定できるので、極めて柔軟性が高い。

 これは、便利な機能に素早くアクセスできる素晴らしいショートカットなので、筆者は頻繁に利用している(特にスクリーンショットを撮影するときに重宝する)。

2. iPhoneの本体背面をボタンに変える

 これもAppleがiOSに追加したユーザー補助機能であり、筆者のお気に入りである(もう1つはAssistiveTouchだ。ぜひチェックしてみてほしい)。

 この機能を見つけるには、「Settings」(設定)>「Accessibility」(アクセシビリティ)>「Touch」(タッチ)>「Back Tap」(背面タップ)と進む。そこに、「Double Tap」(ダブルタップ)と「Triple Tap」(トリプルタップ)というオプションが表示されているはずだ。

 背面タップには、「App Switcher」(Appスイッチャー)や「Control Center」(コントロールセンター)などのシステムアクション、AssistiveTouchや「Magnifier」(拡大鏡)などのユーザー補助機能、スクロールジェスチャー、さらには、GIFやQRコードの作成へのショートカットなど、多種多様なアクションを割り当てることができる。

 筆者は、ダブルタップを「Reachability」(簡易アクセス)(画面の上端を親指の届く範囲まで下げる機能)、トリプルタップを「Notification Center」(通知センター)に割り当てている。

 これは素晴らしい機能であり、筆者は1日に何度も利用している。

3. ポップアップアプリメニュー

 筆者がよく使う機能はほかにもある。アプリのメニューをポップ表示する「Haptic Touch」(触覚タッチ)だ。アプリを長押しするだけで、ポップアップメニューが表示される。便利な場合もあるし、そうでない場合もある。それはアプリによって異なる。

 「Haptic Touch」(触覚タッチ)は、「Control Center」(コントロールセンター)内の項目など、iOSの標準機能でも利用できる。

 ポップアップメニューを表示させるのに苦労している人は、感度を調整してみるといい。

 アプリやUIのさまざまな領域にユーザーインターフェースの手がかりのようなものが表示されて、それをタップできるようになればいいのだが、残念ながらそうした機能は存在しないので、ユーザーが自分で探す必要がある。

 だから、自分で探索してみよう。ほぼ確実に、時間を節約できる便利なショートカットがいくつか見つかるので、やってみる価値はある。

4. バーストモードでの写真撮影

 良い写真を撮るためには、何枚もの写真を撮影することが必要な場合もある。

 「iOS 13」以前のiOSでは、「Camera」(カメラ)アプリのシャッターボタンを長押しすると、iPhoneが「バーストモード」になり、多くの写真を高速連写することができた。ユーザーはそれらの写真の中から最高の1枚を選べばよかった。

 しかし、「iOS 14」では、シャッターボタンを長押しすると、ビデオ録画モードに切り替わる。それ自体は素晴らしい機能だが、筆者は古い「バーストモード」機能を復活させたい。

 バーストモードはiOS 14でも利用可能だが、ほかの多くの機能と同様、見つけにくい。使い方も変更されている。

 「Settings」(設定)>「Camera」(カメラ)と進むと「Use Volume Up for Burst」(音量を上げるボタンをバーストに使用)という設定がある。

5. 脆弱なパスワードを見つける

 iOSには、ユーザーが脆弱なパスワードを使用していないか監視する機能がある。脆弱なパスワードは、以下の2つのカテゴリーに分類される。

  • 使い回されているパスワード。
  • データ侵害で漏えいしたパスワード。

 iPhoneに保存されているパスワードを確認して、不適切なものはすべて変更してほしい。

 「Settings」(設定)>「Passwords」(パスワード)> 「Security Recommendations」(セキュリティに関する勧告)と進む。

 このヒントは退屈だが、おそらく最も有益なものの1つだろう。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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