アップルの新たなグリーン化作戦――LEDバックライト新技術の開発も

apple 2007-05-07 14:57:09

 米国時間5月3日、Appleは公式サイトの「Hot News」に、環境団体Greenpeaceの辛辣な同社批判にこたえる声明を掲載した。

 Steve Jobs氏は「A Greener Apple」と題された同声明の中で、環境問題に対する取り組みの現状を報告し、「Appleは各種製品から有毒化学物質を除去し、古い製品のリサイクルを実施している」と説明した。同氏はさらに、「Appleの環境対策の現状と、こうした目的に向けた計画の進捗状況を調査した結果、ほとんどの場合において競合他社を追い抜いているか、あるいは間もなく追い抜くであろうことがわかった。これからどのような改善が必要になるかという点は別にして、われわれが実際に結果を出していることをもっと明確に主張すべきだったと考えている」と述べている。

 Jobs氏の署名入りで発表された同声明には、Appleが同社の製品ラインから排除してきた有毒物質の詳細が記されていた。これによると、同社は鉛やカドミウム、六価クロム、デカブロモジフェニルエーテル、ヒ素、水銀、ポリ塩化ビニル、臭素化難燃剤の使用を中止しているという。

 このほかにも、ある興味深い事実が環境対策向上計画の一環として明らかになっている。Appleは、先進的なLEDバックライト技術を開発しているというのだ。

 LEDバックライトディスプレイは非常に明るく、(NTSCやEBUと比べて)色域もはるかに大きい。再生可能な色相が45%増しになる一方で、消費電力および電圧は低くなる。現時点でLEDバックライト技術を採用している製品には、Sonyの40インチ型および46インチ型「QUALIA」テレビがある。しばしば「Lumileds」とも呼ばれる同技術は、明度や寿命を犠牲にせずに、モーションアーチファクト(動きのぼやけ)を抑制できることでも知られている。

 Appleの声明には、次のように記されていた。

ディスプレイに水銀を使わないようにするには、蛍光ランプの代わりにLEDを用いて画面を光らせる必要がある。幸いすべての「iPod」用ディスプレイはすでにLEDを採用しており、水銀は含まない。2007年中には、LEDバックライト技術を利用した最初のMacをリリースする予定だ。LCD業界が大画面ディスプレイにLEDバックライト技術を採用しさえすれば、Appleは蛍光ランプの全面的な使用中止を速やかに実施できる。

 Jobs氏が(ディスプレイではなく)「最初のMac」と言っている点は、注目に値する。つまり、2007年12月31日までにLEDバックライト式の「iMac」もしくはノートブックが登場するということだ。

(Jason D. O'Grady)

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