Leopardのバグ修復、どうなってるの?――開発者の高まる不安

apple 2007-10-23 15:07:50

 Appleが、米国時間10月26日金曜日に「Mac OS X 10.5 Leopard」を一般リリースする準備は整ったと、自信をのぞかせている。しかし、一般ユーザーより先に開発者が最終候補版「Golden Master(GM)」を調べる機会は設けられそうもなく、同版で問題点やバグが修正されているかどうか確かめようもないと、一部からは不満の声が上がっている。

 思えば「Tiger」(先代のMac OS Xメジャー改訂版)のときもそうだったが、GM最終候補の選考はApple社内でのみ行われ、広範な開発者コミュニティや独立系ソフトウェアベンダーが蚊帳の外に置かれている。

 こうした排他的な選考過程に、開発者らは懸念を抱いている。Appleのオンライン開発者サポートリストにも、非難囂々とまではいかないものの、不安を訴える声が寄せられた。

 例えばある開発者は、「Xcode」リストに「Malloc - double free problem on Leopard(Mallocについて――Leopardの二重解放問題)」と題した質問を投稿している。同開発者によると、この問題は不規則に発生するそうだ。

istrstreamからfloatを読み込んでおり、問題のコードはオペレータ側に起因しているように見える。とはいえ、このコードはきわめて単純かつ標準的なもので、(Mac OS X)10.4では問題なく実行できるし、10.5でもたいていはうまくいく。

STLと静的にリンクさせてみたが、それでもトラブルが発生する。

ランタイムライブラリに何らかの問題がある可能性はあるだろうか?

 さあ、どうだろう。あるかもしれないし、ないかもしれない。

 Appleの「Darwin」カーネルリストでは、使用しているHBAドライバのあらゆる部分が、最後に開発者に配布されたLeopardのビルド9A559までは順調に稼働していたのに、「IOInterruptEventSource」クラスの奇妙な動きが見られるになったと、ある人物が報告している。

毎回ディスプレイが1分間ほどフリーズし、システムログに次のような文章が表示される。

NVChannel(GL): Graphics channel timeout!

この10.5ビルド下で、10.4.xから標準的なApple HBAドライバを読み込んでみたが、やはり同じ動作が見られた。

何が原因なのだろう。

 これらの質問に対し、リストに投稿された回答はどれも一緒である。すなわち、回答時点では、OS X 10.5 Leopardはまだ非公開だからわからないというのだ。開発者が質問を抱えて助けを求めても、「通常の窓口」、つまりAppleの「Bug Reporter」ページへ行けと言われ、答えはもらえない。

 こうした現状に、わたしが話しをした数人の開発者もフラストレーションをためていた。

 「ほんとうに頭に来るよ。いちばん最近のバグバッチが修正されているかどうか、試すことができないなんて」と、ある開発者は嘆いた。

 前述のリストにあった開発者のコメント内容と同様、彼も最新の開発ビルドで問題が起こっているという。とはいえ同氏は、26日の市販パッケージリリースには同梱されなくても、Leopardの出荷からそう日を置かずに、Appleが「Software Update」経由で最新パッチセットをリリースするだろうと楽観している。

 デバイスドライバは、システムウェアのメジャーアップデート時にしばしばトラブルに見舞われるものだ。いっせいに動作が止まることはないかもしれないが、不規則なエラーが起こる可能性は高い。クリーブランドインディアンズがアメリカンリーグのプレーオフで失速したように、最悪のタイミングで歯車が狂うことだってある。

 RAIDやその他のHBAカード、特殊なビデオカードと連動している外部ストレージや、HBAを介してMacに接続されている測定デバイスに依存してワークフローを実行しているユーザーは、互換性が確実に保証されるまで、Leopardへのアップグレードは控えるのが賢明だ。個人的には、「MacBook Pro」システムの「eSATA ExpressCard/34」アダプタの動作について、上記リストで質問してみたい。

(David Morgenstern)

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