毎年のことながら、サンフランシスコで開催される「Macworld Expo」とラスベガスの「Consumer Electronics Show(CES)」のどちらに参加するかで、ひとしきり悩む。両方に出かけて2週間も家を留守にし、家族をディズニーランドやヨーロッパのどこかへ連れて行くのを放棄することが、年々難しくなっているのだ。そんなわけで片方を選ぶのだが、わたしの場合、軍配が上がるのはいつもMacworldである。
もっとも2007年は、別の理由でMacworldとCESの両方に参加することが不可能になっていた。開催者のお偉方が両イベントのスケジュールをバッティングさせたため、一方の参加期間を短縮するか、プライベートジェットでも手配しないかぎり、両方に足を向ける時間的余裕は作れそうになかった。
それはまた別の話としても、Macworld Expoを主催しているIDGは、2009年には同イベントをラスベガスに移したほうがよいのではないだろうか。
Appleは出張費の高騰に頭を抱えるだろうが(「いやいやいやいや、ベガスに1万人も社員を派遣するなんてムリムリムリ」という声が聞こえるようだ)、そうすることで得られるメリットを考えるべきだ。CESを見るため、無数のオタクが(大半が経費は会社持ちで)ラスベガスに殺到している。ちょっとした興味からMacworld Expoに立ち寄る客も、かなりの数に上るに違いない。さらには、メディアへの露出も増えるはずだ。CNBCやMSNBCをはじめとしたケーブルニュースネットワークは、1日中CESを取材しているのだから。
悲観主義者は、向こうを張るにはCESは大物過ぎると懸念するかもしれないが、それなら初日を1日ずらせばよい。その筋のエキスパートならだれでも、イベントは初日が肝だと言うだろう。2日目以降、熱気は急速に冷めていく(イベント開催者に聞いてみればわかる)。月曜日にBill Gates氏の講演を聴き、火曜日にSteve Jobs氏を聴くのも乙なものだ。
Macworld Expoをラスベガスに移すことは、Appleの市場シェアを拡大させ、CESに出展するために現地入りしている有力技術企業にブランドを認知させるのにも役立つと思う。MacworldとCESのタッグなら、Comdexの開けた穴を埋められるかもしれない。
(Jason D. O'Grady)
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