オラクル社長:「これからはオンデマンドの時代」

btl 2005-08-11 20:10:55

 LinuxWorldでの講演中、Oracle社長のCharles Phillipsは、OracleがいかにLinuxのサポートに力を入れ、同オペレーティングシステム(OS)を支持しているかを訴えるために作成されたスライドを聴衆に見せながら、壇上を行ったり来たりしていた。もっと重要なことの説明に早く移りたくて、スライドのプレゼンテーションを急いで終わらせようとしているように、私には見えた。

 Phillipsはスライドを使った説明を終わらせたあと、法人顧客の間でLinuxが急速に採用されるようになっていること、Oracleが(カーネルの改善などで)Linuxコミュニティに貢献していること、独立系ソフトウェアベンダーもLinuxに目を付けていることに触れ、さらに、エンタープライズグリッドの基盤としてのLinuxについて熱く語った。

 エンタープライズグリッドについて、同氏は、LinuxとIntelの組み合わせ(AMDの名前はまったく出てこなかった)が、グリッドを広めていくための土台になると語った。Phillipsによると、そのようなグリッドは、使用量に基づく課金や、スケールアップ/拡大が可能で、さらにピーク時における負荷分散もできるという。また、標準コンポーネントの使用、高い信頼性(Oracleの用語では「unbreakable(絶対に壊れない)」)などの特性を備えるとも同氏は述べた。「顧客が低価格のコンピュータをうまく利用できることが、主なメリットだ」とPhillipsは語る。「図体の大きなSMPを買うこともできるが、これは経済的でない。これによって、IntelとLinuxのテクノロジーがもたらす革新が阻害されることにはならない」とPhillipは説明した。会場の聴衆は皆うなずいていた。

 Phillipsが例として挙げたのは、Oracleがテキサス州オースティンの施設内に設置したグリッドだ。このグリッドは、コンピュータ用に作られた1エーカー(約4050平方メートル)のスペースに1万台のサーバと2.5ペタバイトの記憶装置を設置して構築されたもので、64ビットのLinuxを稼働させながら、顧客用にOracle eBusinessアプリケーションをホスティングしている。「信頼性は抜群で、わが社の中でも最も成長率の高いビジネスだ」とPhillipsは語る。「ソフトウェアの将来はオンデマンドにある。それをわが社はLinuxを使って構築しているのだ」(Phillips)

 同氏は、「Linuxは、われわれがやろうとしていることの土台になるものだ」と述べ、会場に詰めかけたLinux関係者を喜ばせていた。それを証明するポイントの1つは、OracleはLinux上で稼動するデータベースの市場において、2位のIBM17%を引き離して81%のシェアを誇っていることだという。また、同氏はAmazonやTelstaなどの大企業顧客を抱えていることも、証拠として挙げた。それなら、OracleとOpenSolarisという組み合わせなんて、いかがだろうか。

(Dan Farber)

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