何をもってWeb 2.0製品と呼ぶか、その基準を正確には知らないが、「Web 2.0 Conference」でのデモを見て、いくつか印象に残った製品を紹介する。
Rollyoは、パーソナライズされたバーティカルな分野別の検索エンジン(右参照)のデモを行った。検索の方法は、まず検索したいサイトを選択してそれを「検索ロール」に保存する。検索ロールは他の人と共有できる。Rollyoは選択されたサイトとそのサブドメインをすべて検索するが、特定のページやセクションを含めるように指定することはできない。検索結果は、RolloyoサイトにあるYahooのAPIを経由して生成される。検索クエリーを定期的に出して、結果をRSS、電子メール、あるいはIMで配送できれば素晴らしい。
Winkも、タグ指向の検索エンジンを発表している。
Flockは、Firefoxのコードに基づいた、オープンソースのソーシャルネットワーキングブラウザを披露した。CEOのBart Decremは、同製品初の一般公開はあと1週間ほどになると述べた。「われわれは、最初のリリースで、『お気に入り』や『履歴』をもっと現代のニーズにマッチするものにしたり、ブログの機能をブラウザに取り入れることに焦点をあてたりしている」とDecremは語る。Flockのブラウザには、ユニークなインターフェースの要素が含まれている。例えば、「トップバー」と呼ばれ、ブログ用ツールやオンラインアルバムサービスFlickrの写真表示のために用意されたインタフェースがある。Flockは、(現在のブラウザとウェブページのモデルをより発展させた)新しいWeb 2.0製品の1つで、ちょっとした話題になることが予想される。(Flockに関するRob Hofの投稿を参照。)
Zimbraは、カレンダーと電子メールアプリケーションのデモを行った。Joyentは、電子メールとカレンダー機能の付いた、タグ付け機能とオープンAPIを備える、ウェブベースの小グループ用コラボレーションアプリケーションを発表。ZimbraとJoyentでは、Zimbraのほうが強く印象に残った。
SocialtextのRoss Mayfieldは、リアルタイムで非同期の編集機能を手始めに、同社のWikiユニークコード(オープンソースを土台にして構築されている)を徐々にオープンソースの領域に移行しつつあると発表した。「コラボレーションは、わが社を含め、どんな会社も独占すべきものではない」とMayfield。彼はまた、Web 2.0は、人々が協力してコミュニティを築くためのものであり、コミュニティによって、ビジネス運営における売上やマーケティングにかかる費用を最小限に抑える方法が提供できる、とも述べた。現在、Socialtextのコードの約20%がオープンソースだが、2006年の第1四半期には、その割合は80%まで増える。Mayfieldは、オープンソース化されているSocialtextのWikiwygツールのデモを行った。Socialtextは他よりも遅れてオープンソース分野に乗り込んできたが、Mayfieldは影響力のある人物であり、オープンソースとハイブリッドモデル(オープンソースといくらかのクローズドソースを組み合わせたもの)を促進するリーダーの1人になるだろう。
zventsは、地域のイベント/カレンダー機能とWeb 2.0完全準拠のRSS、REST、SOA、XML-RPC、iCal、およびブログ機能の付いたアプリケーションを披露した。CEOのEthan Stockによると、これは、イベントデータをブログ、あるいはウェブサイトに埋め込むためのものだ。
Yahooがつい先ごろUpcoming.orgを買収したが、これは、ユーザーがソーシャルカレンダーを管理したり共有したり、イベントカレンダーを自分のサイトに配信できるようになっている。
KnowNowは、個人消費者と企業向けに途切れのなくライブでRSS通知を行うサービスのデモを行った。KnowNowはRSSリーダーが不必要で、個人使用であれば無料だ。
Firefoxウェブブラウザの中で稼動するAllPeers 2.0は、「ソーシャルネットワーキング、自己出版、クライアント中心型コンピューティングの新しい動きを取り入れたソフトウェアである、いわゆるWeb 2.0アプリケーションの作成を支援する」といううたい文句だ。うたい文句はどうでもいい。これは、メディアファイルやウェブページにタグや注釈(アノテーション)を加えたり、共有したりするための、ピアツーピアのアプリケーションだ。
(Dan Farber)
※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。
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