インターネットの次のステージ「集団知」とは

btl 2005-10-31 13:12:10

 2015年までには、「ネットワーク化された創造的知性(集団知)」によって、100社以上の先進企業が1000万ドルを儲ける、あるいは節約するだろうとGartnerが予測している。「ネットワーク化された創造的知性」とは、バーチャルコミュニティを利用して新しい情報源と価値を生み出すもので、ユーザーの手による品質や信頼性のレーティング、フォークソノミー、タグ付け、市場動向の予測、オープンソースプログラミング、コンテンツ開発(たとえばWikipedia)などが、その応用例だ、とGartnerは述べている。

 今日、AmazonやYahooだけでなく、多数の小規模サイトもバーチャルコミュニティを利用した集合的、あるいは創造的な知性を応用していることを考えれば、Gartnerの予測はかなり控え目なものだといえる。Gartnerがネットワークでつながれた創造的知性と呼ぶものは、実際は(RFIDやその後継の装置によって)センサー機能を備えた物理的でアナログなメッシュ化されたネットワーク世界であり、「The Wisdom of Crowds」や「Smart Mobs(邦題:「スマートモブズ―〈群がる〉モバイル族の挑戦」)」に描かれている概念にデータウェアハウスや分析ツールを与えたようなものだ(これらのツールは、企業だけが所有して使っているわけではない)。これによって、人々は、市場動向を予測し、真に個人化されたエクスペリエンスをユーザーに提供できるほか、現実世界に影響を与えるアドホックで分散されたミクロとマクロのコミュニティを作ることができる。10年経てば、ネットワークされた、常にオンの状態が保たれるデバイスがいたるところに存在するようになり、一般社会においても、ビジネスにおいても双方向性の高い、新しい構造モデルが登場して、今日のオンライン世界は古臭い遺物になってしまうだろう。

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