マイクロソフトと「スペシエーション」

btl 2006-02-16 22:49:41

 Jonathan Schwartzが、サンフランシスコで開催されている「Open Source Business Conference」で米国時間14日に基調講演を行ったのに続いて、Microsoftのプラットフォーム技術戦略部門ディレクターBill Hilfも壇上に上がった。同氏のプレゼンテーションは、コーペティション、すなわちMicrosoftの世界における処世術に関するものだった。講演では、「忍耐がカギだ」「対処可能な事柄を把握せよ」「投資は自分より賢い者にする」といった具合の警句が披露された。Hilfはまた、開発コミュニティ(Microsoftは大規模なコミュニティを擁しているが、これはオープンソースではない)や、異なる環境で進化を遂げ、独自に“種形成(スペシエーション)”したオープンソース製品についても話しをした。

 わたしは、SugarCRMとMicrosoftの提携も一種のスペシエーションだと考えている。このオープンソースCRM製品は、オープンソース界(若干のプロプライエタリコードを含む商用製品も存在しているが)が育て上げたものだが、ユーザーの35%がこれをWindowsサーバ上で利用している。SugarCRMは、LAMPのようなオープンソース環境でも生き残れるし、一部のソースコードに対するアクセスを実装し、Microsoftの“オープンソース風”ライセンス「Microsoft Community License」を適用することで、Microsoftのよりプロプライエタリな世界にも順応できる。ダーウィンの進化論を地で行く製品と言えよう。

(Dan Farber)

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