予想的中――ノベルがCEOおよびCFOを更迭

btl 2006-06-23 16:19:36

 Novellの最高経営責任者(CEO)Jack Messman氏と最高財務責任者(CFO)Joseph Tibbetts氏が解雇されたと、Reutersが報じている。解雇されたというより、たたき出されたと言う方が適切かもしれない。以下に記事の抜粋を引用する。

Novellの執行役員会は米国時間6月22日、Ronald Hovsepian氏を次期CEOに選出したと発表した。同役員会は、CEOのMessman氏およびCFOのTibbetts氏を21日に更迭している。

 こうした動きが起こることは、すでに予想済みだった。News.comのStephen Shankland記者も、2005年11月に執筆した記事の中で次のように述べていた。

米国時間2005年11月3日にNovellのプレジデント兼最高業務責任者(COO)に昇進したRon Hovsepian氏は、いずれMessman氏のCEOの地位も奪取するだろう。(中略)ただ、Hovsepian氏がプレジデント兼COOに昇進し、今やCEO職をも狙うようになったことは、Messman氏が2月にCNET News.comのインタビューに応じて語った希望からは完全にかけ離れている。新しくCOOを任命するか、CEOを交代する考えがあるかというという問いに、Messman氏は「ない」ときっぱり断言し、「わたしに仕事を辞めさせたいなら、会社からたたき出すしかないだろう。わたしはNovellで働くことを愛しているのだから。役員会には、ぜひわたしをサポートしてもらいたいと考えている」と述べていたのだ。ところが役員会は、Hovsepian氏の退職金に関する契約事項を変更し、Messman氏の期待を裏切る方針を取った。

 役員会はMessman氏とTibbetts氏を見限ったわけだが、これはNovellにとってよい兆候とは言えない。しかし、驚くべき事態でないことも確かである。同社のマインドシェアは落ち込む一方で、SuSE Linuxの買収によって辛うじて屋台骨を支えている状態だ。また最近では、デスクトップLinuxを市場に投入する取り組みに着手し、多少の導入事例は獲得したものの、爆発的に普及させることはできなかった。さらには、メディアやブログ界が注目するLinuxディストリビューションと言えば「Ubuntu」という近頃の傾向も、同社には逆風となっている。

(David Berlind)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

SpecialPR