インテル会長の「100ドルPC、需要なし」発言に批判の声

dp 2005-12-21 20:19:11

 現在マサチューセッツ工科大学(MIT)が推進している、開発途上国向けの100ドルノートPCについて、Intelの会長Craig Barrettは「100ドルのノートPCを買う人は、相応の価値しか得られない」と発言した。どうやら、この発言を快く思わなかった人もいるようだ。RedMonkのアナリストJames Governorは、Nidahasというブロガーの考えを支持し、Barrettに反論している。以下にNidahasのブログから記載を引用する:

開発途上国でITがどの程度浸透しているか、なぜそのような状況になっているのかを基本的に理解している人間であれば、100ドルのノートPCを導入すべき理由をいくつも見つけることができる。

100ドルノートPCのFAQページには次のように掲載されている:

デスクトップコンピュータでは駄目なのか?あるいは、デスクトップマシンを再利用するのはどうだろうか?--確かにデスクトップの方が価格は安い。だが、持ち歩きのしやすさも重要である。特に夜間にPCを持ち帰れるようにすることを重視した。開発途上国の子供たちは、頑丈なハードウェアや革新的なソフトウェアなど、最新の技術を必要としている。最近、米メイン州の学校で実施されたプログラムにおいても、遊びの時間中はもちろん、学習のすべての領域でノートPCを使うことの有効性が示されている。また、子供たちがノートPCを家に持ち帰れば、家族もこれに触れることができる。われわれが援助しているカンボジアのある村では電気も通じていない。そこでは、ノートPCの画面が家の中で一番明るい光になっている。

一番明るい光。Barrettさん、分かるだろうか?

Governorは、コンピュータを入手するうえでの障壁を取り除くことの重要性を以下のように説く:

 イギリスのコンピュータプログラマのほとんどは、当時200ドルで手に入ったZX-81でプログラミングの経験を積んだものだ。しかし、これも20年も前の話だ。これらの人々の多くは、いまではシリコンバレーのシニアソフトウェアエンジニアになっている。

 さて、Intelに話を戻そう。Barrettはコンピュータについて、値段よりも機能が重要だと主張する。だが、機能のいくつかを切り捨てて、あるいは多少の機能性を犠牲にしてでも、値段の安い製品を作ることができれば、開発途上国市場でクリティカルマスに達するような普及を実現することができるのではないだろうか。インドや中国の子供たちは、この100ドルノートPCの色やデザイン、特徴を見て、私の古くなった2500ドルのPowerBookより上等だと思うだろうか。100ドルPCの配布が実現すれば、その答えも分かるだろう。

(Chris Jablonski)

※このエントリはZDNetブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet編集部の見解・意向を示すものではありません。

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