スポーツイベントとIPテレフォニー (1)『FIFAワールドカップ』

iptelephony 2005-09-14 09:48:54

 前回に引き続きもう少しだけアバイアの話をします。

 さて、アバイアのロゴを見てどこかで見た記憶があるな、と思われた方はサッカー好きかF1ファン、またはメジャーリーグ・ベースボールのファンかゴルフ好きのはずです。アバイアはこれらに何らかの形でかかわっています。

 一例を挙げると、FIFA(国際サッカー連盟)が主催するさまざまな大会を行うスタジアムのピッチ(芝生)上には他のスポンサーとともにアバイアのロゴ看板が設置されています。

 話は少しさかのぼりますが、2001年の5月にアバイアはFIFAと公式スポンサー契約を締結しました。契約内容は2002年のワールドカップ日韓大会と翌年のワールドカップ女子大会と来年のドイツ大会における音声・データ統合ネットワークの構築と運用です。

 2002年の日韓大会では史上初の2カ国による共催ということであらゆる準備が遅れに遅れ、日韓両国に設置される2カ所の大会事務局本部とメディア・センター、20カ所のスタジアムを結ぶネットワークの設計から構築、導入までをわずか4カ月で完了させなければなりませんでした。

 これはちょっとした規模の多国籍企業のネットワークを短期間で構築するのと同様で非常に大変なことなのですがビジネス・パートナーの協力を得て実現にこぎつけました。

 大会期間中は、500人以上のFIFA事務局関係者、1万2000人報道関係者、4万人のボランティアがアバイアのネットワークを利用しました。報道関係者やボランティアの身分照会を行うアクレディテーションセンターシステムをはじめ、各チームへの資材供給・宿泊や移動の予約確認、試合結果のレポート、FIFAのホームページ、セキュリティシステム管理などのサポートはその一例です。

 大会期間中を通じて約320万回ものIPおよびアナログ電話が発信されましたが、これといった障害もなく、電話、データ、FAX、無線LANなどの信頼性は99.999%の記録を達成しました。これらの信頼性を実現するためにネットワーク機器の冗長化はもちろん、万全の運用管理が必要になります。アバイアは横浜とソウルのオンサイト監視に加え、シンガポールおよび米国ダラス、デンバー、フロリダの各ネットワーク管理センターからリモートで24時間の運用管理をサポートをしていました。

 また、特筆すべくはIPテレフォニー導入にはまだまだ音声品質などに相当の懸念があった、2002年6月の段階でメディアセンターなどにおかれたアナログ電話とIP電話の違いを誰も気付かなかった事でしょう。

 先にドイツで開催され日本がブラジルと引き分けた、FIFAコンフェデレーションズ・カップでも来年のワールドカップの準備および予行演習として5カ所のスタジアムでネットワーク構築と運用を行い、万全な状態で2006年を迎えようとしています。

 テレビで観戦される際はピッチ上のアバイア・ロゴ看板に是非ご注目ください。また、今後、日本アバイアのホームページ上で2006年FIFAワールドカップの日本代表戦のチケットがあたるキャンペーンなども企画中なのでご期待ください。

(加瀬 健)

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