システム導入を成功に導くための5つのポイント その1-信頼性

iptelephony 2005-10-21 02:28:55

 どのようなビジネス・システムを企業で導入する際にも、元来の目的を達成するために必要とされる要件を書き出したうえで、それらにざっくりとした優先順位をつけておくとシステムの選定がしやすくなると思います。

 またその一方で、要件に入れていなくても、最低限確認しておかなければならないポイントが5つ存在します。それは、「信頼性」「セキュリティ性」「機能性」「運用性」「オープン性」です。これらのいくつかは本来の目的に対して直接働きかけることはないかもしれません。しかし、いずれが欠けていても本来の目的が達成できない場合がでてきます。なぜならば5つのポイントは、それぞれリンクしていて1つが他に影響を及ぼすことになるからです。

 「信頼性」は別の一言でいえば、障害に強いシステムということになります。これは決して「是が非でも最高信頼性システムを入れた方がよい」ということではありません。もちろん信頼性が高いことに越したことはありませんが、その分余分なメンテナンスコストが発生するのも事実ですので、あくまで費用対効果を見ることが大切です。システムを1日何百万円もの売上げが期待できるプロフィットコンタクトセンターとして利用するのでしたら、どのような障害が発生した時でも通話がきれることなくダウンタイムを限りなく0秒に近づける構成が必要でしょう。バックオフィスが中心の事業所であれば1回あたり数分程度のダウンタイムは許されるかもしれません。あとは発生頻度をどれだけ見積もるかといった見方も重要です。

 アバイアのIPテレフォニー・システムは、さまざまな障害シナリオ(個々の機器の障害から、その機器を結ぶ個々のネットワークの障害)に基づいて柔軟な設計をおこなうことができます。あるアバイアのお客様はビルが倒壊することをシナリオにいれて、ディザスター・リカバリー環境を構築されたケースもありますし、別のお客様では、システムよりもネットワークの障害発生率が高いことを考慮して、各拠点にバックアップ機能を追加するというケースもありました。また別のケースでは、システム側を完全に信頼したうえで、LANが全面的にダウンするケースを想定し、障害時には各社員の携帯電話に電話を転送する機能を利用しているお客様もいらっしゃいます。または各部署に非常用電話としてデジタル電話機を1台づつ配備する方法もあります。

 つまり、この「信頼性」という観点からシステムを比較する際には、それぞれの拠点において求められる「ビジネスの継続性」の度合いを検討したうえで、その要求にあった構成を無駄なくかつ柔軟に設計ができるかがキーとなってきます。無駄なく柔軟に設計できるということは、将来に渡って拡張性も確保されているということにもなります。次はセキュリティ性について書いていきます。

(橋村信輝)

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